[プレビュー]Amazon Connect Contact Lensの「生成AIを利用した問い合わせ内容の要約」を試してみた

[プレビュー]Amazon Connect Contact Lensの「生成AIを利用した問い合わせ内容の要約」を試してみた

Amazon Connectの自動要約機能のプレビュー申請をして約3ヶ月、なんと申請が通ったので早速試してみました!(まだ英語のみ対応)
Clock Icon2024.02.07

こんにちは、洲崎です。
AWS re:Invent 2023で発表されたAmazon Connect Contact Lensの「生成AIを利用した問い合わせ内容の要約」のプレビュー申請を去年の11月末にしていました。
(申請していたことを忘れかけていた頃)今月初旬に「プレビュー申請が承認されました」というメールがきてましたので、早速試してみました。

この機能は一言で言うと、「Amazon Connectで会話した内容に対して、生成AI(Bedrock)を活用して自動で要約してくれる」機能です。

(前回速報として書いた記事はこちらです)

プレビュー申請はこちらから行うことができます。

2024/2/7現在、利用するには事前にプレビュー申請を行い、承認される必要があります。
バージニア北部およびオレゴンリージョンで利用できます。対応言語は英語のみです。

やってみる

コンタクトフロー

以下の形でテスト用のコンタクトフローを作成しました。

特筆すべき点として、問い合わせ内容の要約を利用する際、コンタクト属性を設定する必要があります。
コンタクト属性の設定ブロックで、以下のように設定します。

  • 以下に属性を設定
    • 最新のコンタクト
  • 名前空間
    • ユーザー定義済み
  • キー
    • connect:post-contact-summary-public-preview
    • true


セキュリティプロファイル

通話の要約内容を確認するユーザーに対して、以下の権限を付与します。

  • 分析と最適化
    • Contact Lens コンタクト後の概要
    • 録音した会話(編集済み) または 録音した会話(編集なし)

これで設定完了です。

テスト

英語のみ対応しているため、「ハンバーガーとコーヒーのスモールサイズをお持ち帰りでください」といった内容を英語で話してみました。(初級英会話レベルですが動作確認のためご容赦ください...)

Customer:Hello.
Agent:Hello.
Customer:I will have this one on this one, uh 1 hamburger and coffee, please.
Agent:What sizes do you have?
Customer:Smail.
Agent:For here, or to go?
Customer:to go.
Agent:Thank you very much.

早速、「コンタクトの検索」から該当の通話を確認してみます。体感1分ほど待ちました。
すると、要約 AIにより生成といった箇所が増えているのと、会話した内容が自動で要約されている確認がとれました!


要約された文章

The customer ordered a hamburger and coffee. The agent asked for the size of coffee and the customer confirmed a small size. The order was for a small coffee and hamburger to go.

Google翻訳

顧客はハンバーガーとコーヒーを注文しました。エージェントはコーヒーのサイズを尋ね、顧客は小さいサイズを確認しました。注文は小さなコーヒーとハンバーガーの持ち帰りでした。

連絡先(コンタクト)の詳細をみても、概要のところに同じく要約された文章が記載されていました。

最後に

Amazon Connect Contact Lensの「生成AIを利用した問い合わせ内容の要約」について、プレビュー申請が通ったので早速試してみました。
コンタクト属性とセキュリティプロファイルのわずか2ステップで、通話内容の自動要約ができました。
あとは日本語対応を待つのみですね。

ではまた!コンサルティング部の洲崎でした。

参考

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